これからイギリスに行くけどマッサージの仕事があるのか心配。
そんな悩みを抱えているセラピストのみなさんのために、ロンドンのサロンで勤務経験のあるわたしが、どうすれば就職先を見つけられるのかをお伝えします。
結論から言うと
- イギリスはオイルマッサージが主流なので日本にいる間に技術を身に着けておいたほうがいい
- 資格は必須
- 女性が有利
- 仕事を探すならindeedか直接売り込みに行く
という感じです。
イギリスのマッサージはディープティシューが主流
イギリスのマッサージで主流なのはディープティシューマッサージです。

ディープティシューマッサージというと馴染みがないかもしれませんが、いわゆるオイルマッサージです。
イギリスに限らず海外ではこのスタイルが主流で、日本のように服を着たままの整体や指圧を行う店はほとんどありません。
そのため、イギリスでマッサージ師として働くならディープティシューのスキルは必須です。
日本にもオイルマッサージの技術を身に着けるためのスクールはあるので、経験がない方はそういった場所で練習していきましょう。
もう日本でオイルマッサージの経験があるという方はかなり有利です。
給料は22~24£/hが相場

これからイギリスで働こうとしている日本人にとって、気になるのはお給料だと思います。日本ではマッサージ師は高時給なのと同じで、イギリスでもかなり高水準のお給料がもらえます。
わたしが働いていたサロンでは22~24£/hでした。イギリスの最低賃金が9.50£であることを考えるとかなり好待遇ですね。
給料は歩合制であることが多いですが、サロンによっては最低保証がされていることもあるので安心して働けます。
わたしはフルタイムで働いていた時期に2000£(32万円前後)稼げたこともあります。
イギリスでマッサージの仕事をするなら資格は必須
イギリスでマッサージの仕事をするなら資格は必須です。
理想はイギリスの資格を持っていることですが、日本の資格を英訳しても認められることがあるので、日本にいるうちに取得しておくことをお勧めします。
特に鍼灸師はイギリスでも需要があるので、日本の国家資格を持っている方はかなり有利です。
イギリスでマッサージ師として働くなら女性が有利

先ほど申し上げた通り、イギリスではオイルマッサージが主流です。施術中は服を脱ぐので女性のセラピストが有利になってしまいます。わたしが働いていたサロンでも大半のセラピストは女性でした。
特に女性客は女性指名で来店することが多いので、男性セラピストは施術機会が少なくなってしまいます。
指名を取れれば男性でも多くの施術機会がある
しかし、女性客でも技術があれば男性セラピストを指名してくれることがあるので、技術や接客術を磨いて多くの指名を取れば男性でも施術機会を獲得できます。
日本にいるうちからマッサージの技術はもちろん、英語や接客術を練習してたくさんの指名が取れるように準備しておくことをお勧めします。
仕事を見つけるならindeedか直接店に行く
「イギリスのマッサージ業界の事情はわかったけど、どうやったら仕事を見つけられるの?」
この記事を読んでいるあなたはそう思っているはずです。イギリスのリラクゼーション業界で働くなら
- indeedを使う
- 直接店に売り込みに行く
の2つの方法があります。順に解説していきます。
inndeedを使う
inndeedとは、イギリスで広く使われている就活サイトです。マッサージに限らずあらゆる業種の求人が載っています。
これを使えば自分の住む地域やスキルに合った仕事を簡単に見つけて応募することができます。
イギリスのセラピストもindeedを使ってサロンを見つけている方が多いです。公式サイトはこちら。
店に直接売り込みに行く
わたしがロンドンのスパで仕事を見つけたときは、店に直接行って雇ってもらえないか交渉しました。マッサージだけでなく飲食店などでもこのような方法で就職先を見つける人は多いです。
その時に注意するべきことは
- CVを持っていく
- テストがあるので合格しなければいけない
の2点です。
CVとは英語の履歴書で、どんな仕事をするにしてもイギリスではとても重要です。書式や自己アピールの方法が日本とは違うので詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
日本のマッサージ店でもそうですが、雇ってもらう前には必ずテストがあります。わたしは社長相手に20分間マッサージをして合格したので働かせてもらえることになりました。
もしあなたがブランクを持っていて施術に不安があるなら、一度練習をして自信を持ってから売り込みに行くことをお勧めします。
まとめ
イギリスのマッサージ業界の特徴は
- オイルマッサージが主流
- 女性セラピストが有利
- 資格は必須。日本のものを英訳しても利用可能。
- 仕事を見つけるならindeedを使うか店に直接行って交渉する
です。これからイギリスのリラクゼーション業界で働く方は参考にしてください。